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ゴールデンエース普及の歩み

日本エンザイム株式会社 −東京農業大学住之江研究室発明−
日本国特許庁 特許公報 昭49−27790 公告 昭和49年7月20日 活性酵素飼料
−糸状菌と酵素菌を併存させた濃厚飼料−
発明の詳細な説明
 この発明は、大豆、ふすま、または、とうもろこしなどの穀物を原料として、これに糸状菌を繁殖させた酵素類と酵母とを併存させて、動物体内の自己消化による飼料の栄養効率をたかめ、特に自己自身では酵素造成力の少ない幼稚動物にこの発明の実施によって製出した飼料を投与して、その成長が促進することができる濃厚飼料を安価に提供する目的でなされたものです。
 従来糸状菌と酵母菌とを同一の原料を培養基として同時に繁殖させることは、困難であって不可能に近いとされていたが、飼料中に酵素と酵母が併存することは、その飼料価値を高め、その相乗的作用により動物、特に幼稚動物の成長に優れた効果をもたらすものであることは多くの動物実験の結果明らかにされており、それが望ましいものであるとされていながら簡単な方法で安価にこれを製出する製造法が未だ開発されていなかった。そこで、この発明は培養基となる原料と酵母菌に特殊の加工を施すことによって、糸状菌と酵母菌を併存させるようにしたものである。すなわち、大豆、ふすま、またはトウモロコシなどの穀物を単独、または適宜混合したものに有機酸あるいは無機酸を添加して酸性となし、これを蒸煮したのち放冷し、これに酸性の側において強いアスペルギルス属菌種と、同時に酸性の側において強いサッカロミセス属あるいはトルラ属の菌種にスタータとしてぶどう糖などの糖分類の少量をよく混合して塗附けたものを接種して、製麹室に入れ常法により製麹したものに、リン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、プロピオン酸などの乾燥剤および防かび剤を添加して粉末となし経年変化の起こらない長期保存に耐える濃厚飼料としたものである。

1,生産効率の著しい改善を図るゴールデン・エースとは

昭和61年の養豚経営はこれまでにない困難な年となりそうです。特に養豚経営においては、昨年まで3年間続いた好相場のあとだけにそのダメージは大きく、脱落する養豚家もかなりあると予想されます。この危機を乗りきるには、生産性をあげることが一つの方法と言えます。理想ではなく確実に、一母豚当たり24頭以上の肉豚を生産することです。一般的に母豚回転率を高めることで肉豚出荷頭数を増やそうと考えますが、必ずしもこれが最善の近道であるとは限りません。母豚が12ないし14以上の乳頭を持つことは、その数だけの子豚を産み、育てる能力を本来持つ印なのです。この本来の能力を十分に活用した上での回転率向上が繁殖成績をあげることになります。年間十数%以上も減少している現状の中で大事なことは、豚を理解し、丈夫で病気に強い、生理的な特性を十分に活用することが、かりに小規模といえども経営を成り立たせる重要なポイントであると考えられます。

豚が丈夫で病気に強く繁殖・育成の成績が上るゴールデン・エース
一、[由来] 東京農業大学住之江研究室で開発され発明特許となった。 特許公告 昭和49年7月20日(昭9-27790)
二、[目的] 動物体内の自己消化による飼料の栄養効率をよくし、特に自己自身では酵素造成力の少ない若令動物が促進し、生産能力を高めることである。
三、[特性] 糸状菌と酵母菌とを同一の原料を培養基として、同時に繁殖されることは従来困難であって不可能に近いとされていたが、これに成功し飼料中に酵素と酵母が併存するので、その飼料価値を非常に高めその相乗的作用により動物、特に若令動物の成長および生産能力に優れた効果をもたらす。
四、[原料] 大豆
五、[使用方法] 一般的使用は、はじめ飼料に2%添加し10日間与え、その後は飼料に0.5%添加し継続する。特殊な方法は一日一頭当たり50gの個体給与で、目的としては雄豚の乗駕欲不振、または発情再帰等で投与期間は3日〜15日。
効果として認められた事例
● 添加給与後5日でふんの悪臭が著しく減少した。
● 離乳後の発情再帰が大体5日〜6日目と安定し、産子数が10頭以上に増えた。
● 飼料との組み合わせにより生産費が安くなった。繁殖豚1t当たり約1600円節減。子豚育成(哺乳・人工乳時から30kgまで)1頭当たり1500円節減。
飼料費の価格差益は問題にするほどではないが、繁殖豚としての寿命が一〇産以上と連産しても、産子数も12〜13頭となり、その面でのメリットが非常に大きいと喜んでいる。なお、肥育豚の体重70kgから出荷まで同じ飼料を利用し、その状態を観察しているが、充分自信をもって良いと考えられる(実施中)。
● 浄化槽・尿溜に利用すると汚泥やスカムが出なくなった。例として大腸菌が1ml中3000個のものが、約24時間で14個に減少した。
 以上のような報告が全国各地から届いております。今年で7年目を迎えましたが、一度御使用いただくと皆さん継続されております。「ゴールデン・エース」をご利用いただいている生産者には、目的をきちんと決めていただき、私の助言を着実に実行して酵素飼料の効果をあげております。

2,「ゴールデン・エース」について

 ※図表あり
 養豚界2月号にゴールデン・エースの由来とその効果の事例をいくつか、述べてみました。今回はゴールデン・エースの成分とアミノ酸及び有機酸を図表で示し、使用したメリットをまとめました。
ゴールデン・エース使用によるメリット
発情再帰と産子数の増加に効果がある。離乳後6日目に種付け、一腹で年間20頭以上の出荷が認められている。
豚の疾病、特に肺炎が著しく減少し、年間の衛生費が、豚舎内外の消毒とワクチン代程度となる。従来のように抗生物質または抗菌剤使用の管理と異なり、ワクチネーションを主体とした管理に転換されるので、経営的に省力(労力と経済)が認められる。
その他、公害問題の悪臭の減少、水質関係(大腸菌の激減等)そして飼料の組合せにより飼料費の節約等が主とした効果として認められます。 添加量を指示通りきちんと守って下されば好結果は必至です。

3,繁殖及び子豚育成率に著しい成績改善

 私がゴールデンエースの普及を始めた55年は本年影響があると言われるエルニーニョの影響で冷夏でしたし、57年の時は影響が大きくて長崎などの豪雨で被害が出ました。今から準備して夏からの種付けに支障のないよう繁殖豚の体質生理をきちんと管理して下さい。
 子豚の育成も親豚が健康であって、その要因を受け継げば丈夫である事は当たり前の事です。樹で言うならば幹が親で枝葉が子です。親をちゃんとしないで、子豚にやれ哺乳期の、または離乳初期のとあわてて手を入れても意味はありません。唯、子豚の生理的な特徴である生後3〜5日に起こる赤血球の減少で貧血症状(子豚が白く血の気がない)が表われますが、生後3日令で鉄剤を注射すると、2〜3日で赤味が出てきます。
 また子豚の下痢で悩む人が割合に多いですが、生後日令と下痢の関係は約1週目、2週目とその節目があります。これは親の乳が初乳から常乳へ、また乳量も変化するのに子豚がついていけないからです。基礎的な事をきちんとしておけば、あわてて対症的処置をとらなくても2日もほっておけば自然にもとにもどります。各人で反省してください。
 養豚経営技術も他の農業経営技術と変わりないと考えます。対象とする豚、果樹、そ菜等、それらのもっている生理的特徴を常に生かし、生産の向上を計るもので基本を手抜きして現象のみを追求しても、経費がかかるだけです。また、薬品とか添加剤がすぐにも効くと思いちがいをしている方が多い事は驚くばかりです。諺にある“腹へった所にメシを食った様に……”、とこれも経営を足もとから見てない証拠です。
 特に薬品でない酵素飼料「ゴールデンエース」は、豚の生理の軌道を修正し、栄養代謝の活性を図り豚本来の強さ能力を発揮させるものですから、その所を充分認識していただきたいと考えます。私は長年臨床獣医師として仕事をしてきましたが、畜産経営とは生産性、経済性を重点にする事と悟りました。予防は当たり前の事で、治療に頼る経営は、不幸な事です。
 いかに経済性を高めるか、豚肉の質をよくするかが義務と言えます。ひと頃、猫もシャクシも銘柄豚と、とってつけたようなキャッチフレーズを考えましたが、内容が変わらなければ消費者になんだと嫌われます。銘柄とは自然にそのものから生まれるものです。私は銘柄豚以上の豚肉を目指していかなければこれからはやってゆけないと思います。
 酵素飼料ゴールデンエースを利用するには条件があります。
一、 豚舎周囲に坪当たり五kgの石灰撒布、豚舎内に生灰乳を塗る(何れも年二回)豚舎周囲にミミズが居るか居ないかがバロメーターです。
二、 ワクチン接種は確実に利用する。一種類でも手抜きをしない。
三、 飼料は油脂添加なしで、養分総量TDN77%が望ましい。タンパク質はDCPで12〜13%(繁殖豚)。
 以上が条件です。今までの経験から、ゴールデンエースは、指示された添加量を絶対くずさない事です。添加開始10日間は2%、それ以後は0.5%の連続添加です。失敗例は添加量を自己流にした場合です。

4,ゴールデン・エース使用によるメリット

 農林水産省はこのほど2月1日現在の畜産統計を公表した。それによると豚飼養戸数は前年比11%減とかなり減少したと述べている。ここ数年9〜10%とかなりの減少率で推移してきたが、前年比11%減は養豚農家約一万戸が廃業に追い込まれている事を示している。その要因の一つとしてコスト競争が厳しくなっている事があげられる。その他性能の高い家畜改良等あまりにも目まぐるしく農外での要因が多すぎる感がある。その反動として栄養・飼養環境が悪くなり病変率は豚で77.2%にものぼった。これは銘柄豚以前の問題と思います。頑健な病気に強い飼養管理ならびに豚にすれば、おのずと肉質の良いものが出来るわけです。  これまで「養豚界」の2月号、4月号、6月号と隔月ではありますが酵素飼料ゴールデン・エースをシリーズで説明してきましたが、その効果として認められたものは、どれも養豚農家の求めているものばかりです。家族労働を主とした養豚農業経営を安全にしかも効率よくしてゆける、指標とも言えると七年間の実績が私に勇気づけてくれます。是非2月号、4月号、6月号と揃え、まとめて下されば御理解できるものと確信しております。  本年は夏が短いとされていますが、6月号で書きましたエルニーニョ現象のような事もありますので8月下旬から残暑にむかって分娩とか種付する時になってから困らないよう準備する事です。この時期の種付は来年にむかって期待の出来る結果が得られます。
 酵素飼料ゴールデン・エースの使用によるメリット
○ ワクチンの効果を確実に
ゴールデン・エース使用豚にワクチン接種すると通常の場合と比較して、ワクチンの抗体価が上昇する事が、臨床学的に確認された。
○ 発情再帰と産子数の増加に
離乳後6日目種付と順調で、年間90%を指標とする。子豚の頭数も一腹24頭年間出荷を指標とし、これに近い20頭以上が普通である。
○ 豚の疾病、特に肺炎が著しく減少
ワクチネーション中心の管理システムに主体を置いてあり、抗生物質、抗菌剤の使用がほとんどなくなり、得に一日の作業終了後、注射器をもって豚舎一巡と言う事が皆無に近い結果が出ている。
 さらに、糞の悪臭が著しく消失し、悪臭公害で訴えられていた農場では2%添加5日目に効果が表れその後、離乳後の子豚に使用している(飼料が高蛋白なので、糞が一番悪臭を発するから)。当然ではあるが子豚の発育が揃うので、一石二鳥と喜んでいる。
 汚水処理に利用すると、年間を通してスカムが発生せず悪臭もなくハエの発声も減少する。その他ゴールデン・エースを使いこなすと、飼料給与体系の簡素化、飼料切換期によるストレス性下痢の減少と育成子豚の均一化した発育といわゆるジャミ豚のない気持ちのよい状態であります。  以上まとめてみましたが、養豚経営の安定に必要なしかも確実な効果が期待できます。これが今後のカギではないでしょうか?小手先のゴマカシではい自然のしくみを無駄なくうごかす酵素飼料ゴールデン・エースはまだまだ未知のものを持っていると確信し皆さんに訴える次第です。

5,ゴールデン・エースの応用例

 ※図あり
 8月号にゴールデン・エース使用によるメリットを掲載しました。今月はその応用として、特に哺乳中から体重30kgまで飼料費の中で一番経費のかかる時期にゴールデン・エースを使った結果を報告します。人工乳・飼料代を40%節減し、飼料の種類自体を少なく(簡素化)、飼料切替えによるストレスを減らし、安価な飼料代とする事が目的です。
 母豚の体内に胎児としてあるうちから母体を通じゴールデン・エースを混合する(最初の10日間は2%添加し、その後0.5%に落とし継続添加する)。その母豚から生産された子豚を対象に離乳後餌付けの段階から人工乳を一切使用せず子豚用飼料(20kg給与)を使い、ゴールデンAを最初の10日間は2%、その後0.5%を継続給与し体重50kgになるまで投与する。昭和五九年神奈川県大和市農業委員会主催の農業青年プロジェクト発表会で発表し、神奈川新聞にも特に太い字で養豚飼料改善策と言う見出しが出ました。関係者としては一年間の研究努力が一つの成果をあげたことを喜びました。その後現在まで続けています。なおこのプログラムにより生産された豚の枝肉重量は平均70.5kgで、その到達日令は平均176.9日と、普通に飼育した豚との差はほとんどありませんでした。また枝肉格落額も枝肉kg当たり35円とまあまあのものでした。  繁殖および回転率、育成率、出荷頭数を向上させ、年間一腹24頭を出荷させることが現代養豚経営の指標であり、これを実現させなくてはなりません。その基盤作りはやはりゴールデン・エースを理解し豚の生理を把握してこそできあがるものです。豚舎周囲で糞の匂いがするのは、飼料の一部がアンモニヤ態窒素として無駄になっていると考えて下さい。

6,ゴールデン・エースの応用例

※表あり
 今年もいよいよ大詰めとなりました。2月号に述べた困難な年となり、これが来年へと続きそうな気配です。昨年の今頃は、大さわぎで養豚経営に対しあの手この手の方策を出し合い、特に、飼料問題ではサプリメントについて耳にしました。その点、今年は静かな感じがします。これは目先の問題から経営本質へ考えが向き、それぞれの経営を基礎から反省しているものと推察しております。
 本年は養豚界を通し酵素飼料ゴールデンエースのシリーズを2月号から隔月で掲載しました。養豚経営(農業として見た)の基本的な事を述べてきました。
 振り返ってみると、経営の主幹は繁殖成績が第一で、次に育成率(肉豚出荷)一腹で年間20〜24頭が指標となります。そして生産費に大きくウエイトを占める飼料となり、後は枝葉的な問題と考えます。10月号では人工乳を使わない方法を酵素飼料ゴールデンエースの応用としてあげました。
 今月は、繁殖豚の飼料を発表します(表参照)。目標は繁殖豚の能力を最大限に発揮させる事で、栄養成分をバランスよく配合し、多くの臨床データーの結果から設定したものです。
 繁殖成績の向上は言うまでもなく、気象および環境条件の悪い季節にも充分な生産効率が得られる結果を得ました。
 以上簡単に述べましたが、各位におかれてもこれを再確認され、飼料の価格のみにとらわれず、豚の求めているものを与えることが第一と考えます。これから養豚農業経営者として残っていくためには、自分の経営のポイントを何処に置くかをしっかりと定めて頑張られます事を祈り本年の掲載を終らせていただきます。

7,「ゴールデン・エース」の使用で更に安定経営を図る

 本年の養豚経営は困難とかきびしいとかの表現ではもの足りないくらいサバイバルな年であると、覚悟しています。昨年末も繁殖豚の分娩が少なく、かなりの養豚家が見込みちがいにがっかりしていました。やはり残暑の頃の種付けが良くなかったのです。毎年の事ですが、8月から9月の種付けが計画通りに行ってなかったようです。養豚技術も可成り進んでいるのに毎年同じような事が見受けられます。本年こそ悪いマンネリ技術から脱皮したいものです。これを解決するため活性酵素飼料・ゴールデンエースを利用されている方は、周囲と比較してその実績を認めております。前にも申上げましたが、抗生物質類の添加で豚病の予防をされている養豚家がまだ大勢を占めていますが、それも本年あたりでやめることを考えてもいいのではないでしょうか。ゴールデンエースの利用者はこれをゼロにしています。私はこの活性酵素飼料ゴールデンエースを多くの養豚家に普及し着実に利用して頂きその結果を真の効果として本年で8年目をむかえます。利用者の皆様が続けて使用して、薬品代がほとんどゼロに近いと自信をもって答えてくれます。
 遠隔地でまだそのお顔も見ていませんが、電話で連絡し何年も使っております。普及する者としては大変うれしく、ありがたく思っております。養豚経営の基礎は繁殖成績、育成率(肉豚出荷をもって見る)が大きな柱です。この幹をちゃんと確立してから枝葉的技術の向上がより安定した経営を約束してくれるものと考えます。
 しかし、大半の養豚家の方々は幹をきちんとしないで、枝葉的技術にのみはしりいつも目先の変った情報に向いて忙しい思いをしているのではないでしょうか。学問と同じ事で経営も総論をきちんとふまえた上でさらに深く各論を学ぶと言う事が順序であり、私たちの養豚経営もまたしかりでしょう。配合飼料の価格も6月まで現状との事、一つの明るい見通しです。原料情勢は底値圏にあるとは言え、六二年度における世界の穀物生産状況も天候による悪い見通しもなく、安定した推移が予想されています。為替相場の動きは今が上限とされ少しずつ悪くなると予想されており気になる材料ですが、配合飼料価格安定基金の財源が大幅に強化されている事もあって、少なくとも本年中は安定価格と見られる。  生産費を大きく左右する飼料価格が安定しているうちに、経営技術の足もとを固め自信をもって、それこそ悠久の態勢で養豚経営にのぞまれる事をゴールデンエースの普及と併せてお願い申し上げ、本年初の挨拶と致します。

8,抗生物質等に頼らない養豚技術

 近年は農産物等、特に畜産物も益々国際化の波を直接かぶるようになり国際市場で五分に闘う時代となりました。国内では消費拡大をいかにのばすかが問題であります。一時期のように内容のない銘柄豚ではすぐ消費者に離れられ、せっかくのキャッチフレーズもこの所、目にしません。これは、養豚農家がいたずらに企業養豚の真似をして規模拡大し豚を生き物と見ず器具として、ただ省力化合理化のみを図った結果、豚肉の質が落ち消費の伸び悩みにつながった事も一つの問題ではないだろうか。3月5日夜10時半からのNHKの、ニュースでアメリカの畜産物生産に多くの抗生物質が使われ、その結果家畜の疾病を、抑える事は出来たが、サルモネラ菌が残りその結果、恐ろしい食中毒の原因の一つになっているため、その使用を禁止する法律を検討中であると放送されているのを聞きました。私がこの「養豚界」に抗生物質を使わない養豚技術を自分の体験から以前にも書きましたが、(本年2月号にも書いてあります。)抗生物質を使用する養豚(他の畜産も同じです)は、家畜も生きものと考えないやり方です。
 畜産経営は家畜のもつ習性を知りそれを利用する事も大切な要因ですが、生理を通し豚の内臓機能が充分に働けるようにしておけば可成りの抗病力が出るものです、準備としては前に述べたように豚舎内外の基本的な衛生管理、次にワクチンの利用、豚の求めている栄養です。この組合せの中で飼料について考えると、現在市販されている配合飼料で充分であると考えられます。
 ただ、この完全に近い飼料の栄養分、他に含まれている微量成分を如何に自然に豚が消化分解し利用できるかが鍵だと考えます。一つの目安として豚の糞が臭いと言うことは飼料中の蛋白質が一部アンモニヤ態窒素となって出るから臭いのであって、これが完全に分解吸収されれば糞は本当のカスですから臭くないわけです。と言う事は豚の体の中で円滑に消化吸収の機能が働いている事が認められ豚の体内における代謝機能が生理的に働き発育はもとより抗病性もぐんと高まり、生産費の中で一番無駄な疾病治療費がなくなります。当然肉質も良くなり昭和61年度でもゆうゆう黒字の経営も維持しております。なかには一年間全く抗生物質を使わなかったと報告がありました。養豚は先をみる産業です。今やっている事は来年の準備なのです。2月号の始めに私の書いた文を読み直すと同時に、昨年の養豚界誌偶数月にシリーズとして発表してある事を再度読み直し養豚農業経営を着実に安定させて下さい。
 余談ですが、昔から莫迦とハサミは使いようと言う諺があります。私は畜産にとり組み、飼料も多少なり理解しましたが、つくづく畜産経営は飼料の使い方と独り感じております。それは他の追随を許さぬ大豆を原料と作成した酵素飼料ゴールデンエースと確信しております。

9,抗生物質等に頼らない養豚技術

 4月号に「抗生物質等に頼らない養豚技術」として活性酵素飼料ゴールデンエースについて述べましたが、やはり反響が大きく格養豚家の人達から問い合せがありました。昨今の食品衛生ブームの中で動物性食品の場合、マスコミによって乳、肉、卵の生産に抗生物質が多量に使われ、それが食物として人体に対し影響がある等の報告もあり、特に産直方式の販売をしている生産者又は生協等に出荷している生産者の方々は、常にこれを意識しているようです。
 現在の様に生産者が自分で価格がつくれない仕組みの中で、如何に優位に生産物を販売するかが、今後の経営を持続するカギとなります。農産物は常に30%の病虫害に脅やかされている環境です。それを克服すれば成功するのです。作物の場合、その植物の生理特徴にあわせての土壌を整備し、更に肥培管理との組み合せにより謂ゆる無農薬野菜として生産しています。私たちの養豚も同じです。疾病予防・治療に抗生物質をすぐ対象として考えるのではなく、豚の生理、特徴を把握して飼養管理すれば、おのずとその豚肉は、むしろ高級ブランド肉となり誇りをもって販売されます。豚の場合、バークシャーが昔から普通豚肉よりやや高価で販売されている程度です。これらはややもすると品種の差と錯覚しがちですが、やはり基本的な飼養管理が作っているのです。
 活性酵素飼料ゴールデンエースはこれを見事に示してくれます。養豚農家の方は一日の管理作業を終了すると大抵注射器を持って、豚舎内の巡回をし咳をする豚に注射をしております。この作業がなくなりますと当然治療薬がゼロになり、衛生費の中で一番の無駄が省けるわけです。そのほか、繁殖、育成の成績が安定し、悪臭公害、ハエの発生防止、浄化沈澱槽に利用すると24時間で大腸菌数4000個が僅か14個と今迄の効果と御利用された方々の自信に満ちた報告が届いておりますし、高級ブランド肉の目標に向かった養豚農家も出て来ました。個人でなく同志的なグループで小さいながら組織的に実践するとの事であります。
 活性酵素飼料ゴールデンエースの利用により普通豚舎で飼養している豚が、ほとんど疾病によるストレスがないので清浄豚と言っても過言ではないと確信しております。その他にも人工乳を使わず体重30kgまでの飼料費も一頭当たり3000円安くなったと言ってきております。この事例も三年以上現在まで実施していますが、普通の出荷体重到達日令はむしろ早い位です。変わった報告では、ゴールデンエースを給与した豚ぶん堆肥で西瓜を栽培した所、味と糖度がよくなったとか、これも更に今後共継続し実施するとの事です。限られた紙面では活性酵素飼料ゴールデンエースの詳しい事は書けませんが、資料又は説明はいつでも送り届けます。

10,抗生物質や薬剤を使用しないブランド肉

 本物のブランド肉とは、“抗生物質や薬剤を使用しない”と定義づけし、この実績をあげるべくまず経営の安定と疾病の絶無を積み重ね、更に天然ミネラル(推定1億3000万年前の海底堆積物)を使用し、どうやら自信の持てる肉の生産が出来ました。
 活性酵素飼料ゴールデンエースを早くから利用され、私どもと意見の交換をし、ひたすら将来の事を積みあげて最終目的のブランド肉生産実現に精進された神奈川県大和市下草柳にある「やまと屋畜産」が、(株)リビング神奈川新聞社の6月25日(月3回発行)に掲載され、配布エリアの大和市、綾瀬市、座間市、海老名市と隣接地域の養豚関係者に一つのはげみを示したものと喜んでおります。
 やまと屋畜産の山口正二さんは、日本大学農獣医学部畜産学科を卒業と同時に面積約150坪の土地に設備し、「都市と農業の調和をめざそう」のスローガンをあげ、食品衛生が声高に叫ばれる中で、消費者が安心して食べられるような、本物を産み出したい一心で養豚に情熱をかけたのです。しかし、それはまた病気発生防止との戦いの日々でもありました。  活性酵素飼料ゴールデンエースと天然ミネラルを使用し、抗生物質や薬剤を使用しない「ブランド肉」が完成したのです。
 限られた環境で300頭の飼養管理は見事なほどで、ハエも少なく、豚舎とは思えぬほどの清潔衛生管理には万全の注意が見られます。山口さんは活性酵素飼料ゴールデンエースの応用とし、豚の人工乳を使わない方法を続けており、これも大和市農業後継者プロジェクトの一部門として発表し、この時も地元神奈川新聞に大きな見出しで出され、また朝日新聞の神奈川版にも掲載されました。
 その後も繁殖豚の飼料改善等を発表し、いずれも現在も実行して充実した養豚経営の基礎を確立しています。公衆衛生面も汚水中の各基準は全て国の基準の三分の一以下で、特に大腸菌の数は見事に一ml中一四と驚くばかりの数字を示しております。
 いずれも、活性酵素飼料ゴールデンエースをベースとした技術であります。本年もいよいよ養豚経営の仕上げの8月を迎えました。今月の種付けが、今後の経営の大きな柱となります。来年昭和63年の喜びもまた反省もこの八月の種付けにかかっております。
 気温の差によるストレスから種付けの失敗のないよう、飼料の質、その他の管理を点検し、8月種付け100%の目標に頑張っていきましょう。なお、活性酵素飼料ゴールデンエースの日本エンザイム(株)では技術的なアドバイスを無料でサービスしております。直接、日本エンザイム(株)研究所の方へ連絡して下さい。

11,酵素飼料ゴールデンエースの別効果

養豚経営の夏の陣(畜産公害対策)もやっと終り、秋にむけての飼養管理に精進されている事でしょう。毎年夏になると、第一に悪臭問題と排水についてのチェックが一段と注目されます。例をあげると、各自治体や畜産団体で畜産農家を巡回し、環境条件や汚染状況を見て、所によっては点数をつけたり、団体で衛生資材(薬品類)の無償配布をしたりと懸命な活動をします。
 養豚経営の当事者として私は少し変だと思います。畜産経営には切っても切れない問題を何故一定の期間だけ特別にしかも行事として行われるのか、本来なら年間通して実行し積重ねてゆくものだと考えるからです。それで本当に効果が上るものかどうか、そのような対症療法しかないのかと疑問に思います。しかもこれらの事業は、決して経営にプラスにならず、除臭剤とか脱臭剤とかその他の関連資材は余分な金として全く捨てるようなものと考えます。殊に近年は、ハエの生命量が強く普通の殺虫剤では効果がうすく大変です。酵素飼料ゴールデンエースを普及する事本年で8年目ですが、ゴールデンエース利用の養豚農家は一貫経営における一腹年間20頭以上の肉豚出荷、疾病に関してはほとんど絶無と言っても過言でない実績をあげております。
 当然ながら従来のワクチン以外の薬品代はほとんどゼロに近く、経営の安定を得ています。悪臭もなくハエも発生せずかなりの密飼いにも健康な発育をし、肉質も上々で、食べてもおいしい豚肉です。自分で食べてうまくないものをいくら銘柄とかブランド豚肉と呼んでも消費者はさめた目でみるだけです。以前にも本誌を借りて書きましたが、養豚経営の技術は小手先の各論では駄目で、これは幹をもたない枝葉のようなものと考えます。飼料価格が上ったり豚価が下がるような時は、私は忙がしくなります。現在は飼料の価格が割安なのですが、豚価がいま一つもの足りない所ですが、これからこれが安定相場の基本として推移してゆくものと考えなくてはいけません。
 配合飼料、そのうち人工乳が開発されましたのが、昭和40年頃です。それから約20年経ち全国36万戸の養豚農家が現在は6万戸位です。規模拡大や大資本の養豚の伸展のため頭数は増えています。円高もこのまま落着くと、日本で配合飼料を製造しなくなるかもしれないと私は考えています。農林水産省でも試験場で樹の皮や繊維を加工し飼料に変える実験をしています。経営費の半分は飼料代です。飼料を使いこなす事によって養豚経営は安定するものです。糞が臭いという事は、飼料を使いこなしていないそれ故、二次的な畜産公害が出てくるのです。ゴールデンエースを沈澱槽に24時間漬けておくと大腸菌はゼロの結果が水質検査で出ています。また、汚泥やスカムは6年間溜まりませんでした。

12,安定経営継続を再考する

 昭和60年頃から畜産関係では“困難”とか“厳しい”と言う表現が使われ始めました。本年はサバイバルな年ということを2月号に書きましたが、豚価等の動きを年間で見ますと、昭和61年と大差なく底値安定と言った間があります。今後はこの様な状態で進んで行く様な見通しです。いままでは飼料価格の変動と豚肉価格の上下のために、何か落着かず、むずかしい事が度々ありました。それ故に、養豚農家の方々もつい気を取られ、意味のない情報に我を忘れ、目先の事にのみ走った様な感じがありました。
 しかし、本年に入ってから養豚・農業経営について各々反省をされ、やめる人は姿を消し、堅実な経営を目指す人達が残ったと思います。ゴールデンエースの記事を連載しながら、豚の生理と私が求めているものを例にあげお伝えしました所、多くの養豚農家の方々が、経営の主軸を建てられました。更に生産費の中で一番の無駄を占める衛生費の合理化にこの酵素飼料ゴールデンエースを使用したことで五〇50から100頭の一貫経営農家で年間約300万円から500万円位の費用が浮いたと喜び、その上、養豚農業経営者としてもっとも大切な豚を理解し、飼料に対しても認識を深く持ち、経営に自信を持たれたことは、金額以上のものがあると、私も共々喜んでおります。
 何事も一朝一夕で出来るものでなく、いつも述べますように積み重ねると言うことです。特に本年は九月頃より各地で肺炎が発生し、かなりの養豚家の皆様が、あわてて対処されましたが、何れも効果なく元気をなくされておりました。しかし、ゴールデンエースをきちんと利用している農家は、その実害も少なく、勿論薬剤に頼らず、安定しておりいっそうの自信を深めました。豚は限られた環境に押し込められ、高タンパク・高カロリーの飼料、その他タンパク、カロリーのアンバランス的な飼料等の消化に負担をかかえているので、常にストレスに敏感になっています。特に、温度には一番ストレスを受けます。病気発生だけでなく、発情または幼育期の発育は経営に直接ひびく事ばかりです。
 ゴールデンエースは、その様な時にストレスに負けない豚本来の能力とか強さを安定して示してくれます。この12月は、本年の大詰めとなりますが、養豚経営ではむしろ年頭の一月が大切と考えます。今月から分娩頭数が多く一月でほぼけりをつけ、約6ヶ月で肉豚出荷と進み、昭和63年度の大半の区切りをつける年頭とし、これを養豚農業経営の第一指標と出来ますよう私達は精進し、積み重ねて行こうではありませんか。ゴールデンエースの普及8年目を振り返りますと、初めは目先の利用で使用する人達が多くありましたが、此処4年位から経営を見きわめた人達が使用しております。現在では全く健全経営を目標とした人達が使用し、着実に成果をあげております。言葉を変えれば有能な養豚農家の組織とも考えております。

13,養豚経営者の意識を持つ

 龍年を迎えましたが、はたして、昇り龍になるのか。将来の養豚経営安定の為に、是非今までの意識を新たにし今年を進んでください。21世紀に向かって着実に基盤を固め、更に世界の養豚の質・価格と伍してもひけを取らない実力が求められます。
 第一に生産費の中で一番の無駄を省く事です。まず出来る事から実行することです。養豚経営安定の基礎づくりは自分で造るものであることを、しっかりと意識の中にもつ事が第一と考えます。私が酵素飼料ゴールデンエースを普及し始めた頃、ある先生にこう言われました。『酵素飼料ゴールデンエースと言うものは、未来のものであり、相当苦労するだろうが、道を拓いてやりなさい』確かに始めは五里霧中、本をあさり、また大学へ通い、自分なりに考えた事を聞いてもらって理論的な指導を受けました。その裏付けをつける作業を続けましたが、それでもパンフレットを配る事が出来るまでに5〜6年必要でした。
 そして、今年で9年目です。3年位前から、酵素飼料ゴールデンエースの普及を隔月にしました所、全国的な形で反響があり、利用された養豚農家の皆さんに絶大な信頼を受け、私自身の臨床獣医師の経験と自分なりにこれまで経験してきた養豚経営を柱に、21世紀の産業獣医学の一端を拓いたと独断しています。
 養豚界誌に過去2年間連載し、一つのシリーズとして掲載してありますので、養豚界の偶数号を読み返して戴けると御理解できるものと思います。人間の方では健康食品ブーム、まさに玉石混交、厚生省もこれを放置できず委員会を設け、法制化または食品保健法などの改正を行い、機能性食品の認可方法、製造や基準の作成等一年間検討し、六四年度には法のもとに許可するという作業に入っております。
 活性酵素飼料ゴールデンエースはまさに機能性食品と言う言葉にピッタリと考えられます。原料は大豆100%で、栄養や嗜好性の他、体調のリズムや免疫を高める機能をもつもので、第一に生体防御機能、第二に生体調節機能、第三に体調リズムを調節する、第四に経済動物としての寿命が長く続く等、全く機能性食品の尺度に当てはまる事ばかりです。
 その他、汚水沈澱槽に使用すると、汚泥やスカムはゼロ、いわゆるBOD、COD、SS等は基準の1/3〜1/5以下、汚水中の大腸菌がゼロ、いずれも過去六年継続した実績です。
 結論として言えるのは、きちんと目的を持って利用すると、その答えは裏切らないと言う事です。酵素飼料ゴールデンエースの高度な生物科学的な効果を得るには一つの条件があります。環境をよくする事(坪当たり5kgの石灰散布を春・秋2回)、畜舎内を石灰乳で塗る、通路等のコンクリート地は苛性ソーダ2〜3%液を散布する。ワクチン接種は必ずプログラムを組んで実行する。生後3日令でマクロビン(帝国臓器製薬(株))注射と以上三点が必須条件です。
 当然、飼料は市販されている配合飼料または飼養標準を基礎とした自家配合飼料の利用、考えれば本当に常識的な事です。問題は、それが、養豚農業経営者としての意識にあるか、無いかというだけです。
 本年は一つ、意識を意識して21世紀の養豚農業経営者として時代に乗り遅れないよう共に精進し、次代の後継者に笑顔でバトンタッチが出来る先輩になる年と意識して下さい。

14,適正規模を見直し、収益増を図る

 養豚農業経営の基礎は自分で造るものである事を2月号に述べました。現在養豚は一貫経営が主力となっており、施設、機械などへの投資から見ても、今後は謂ゆる中規模経営―種雌豚50〜70頭―が有利となり、所得面でも大規模経営に比べ、有利に展開できると思います。繁殖・育成・肥育技術面で、出荷頭数が多いほど利益率が高く、生産技術の高さが、収益性を左右します。私が日頃養豚農家に言っていることは、―縞な設備を持っていない。∀力的にも十分とは言えない、F擇了饉舛發泙惜足でない、この三つの泣き所があるということです。しかし経営者としてやり通すしかない…。この姿が実態であり、その不足分を補うため、目先の結果を求め、無駄な投資をし、経営的、技術的な面で行き詰ると言った事も事実でしょう。以上の様な事例が沢山あります。
 本年の豚価の見通しも大方決まった感があります。そこで、経営の無駄(特に抗生物質の添加)を省くことで、種雌豚50〜70頭の規模で普通一ヶ月20〜25万円増収します。出荷頭数は一腹で最低20頭以上とし、20頭にならずに種雌豚の頭数を増やすと言う事は、損の始まりと思ってください。現代の養豚経営は技術面からもこれ以上ない程進歩していると考えられます。養豚農業経営は、血に足の着いた姿勢で立ち向かわないと成功しません。本筋を忘れ、やたら耳にしたり、目に入る情報を気安く取り入れないで、静かに目を閉じ、豚の声を聞いてあげる位の心が欲しいものです。
 豚は自分の体に乳房を12〜14個持っています。これはそれだけの子豚を産み育てられるということです。人間がそれを素直に受けとれば、無理した繁殖回転率などを求めなくともよいはずです。飼料も既に完全と言えるほどに出来ています。豚の生理と飼料を使いこなし、その積重が安定経営となって輝いて戻ってくるのです。酵素飼料ゴールデンエースは、実力あるいは大豆100%で製造し、大豆に播いた酵母菌と糸状菌が、豚の体内で作用し酵素の出現を促します。大豆タンパク質・アミノ酸が、きな粉に比べ何倍も多く、飼料に添加すると飼料の成分を無駄なく吸収します(糞の臭いが減る)。豚の体内での消化吸収はもとより、体の代謝機能が各々活性化することで、発情再帰が早くなり、肺炎等の疾病はなくなり、育成子豚の発育が、目で判ると言うか今までとは全然違うくらい発育がよくなります。これらの結果が認められ、今まで自分のやってきた事は何んだったのかと、反省すらさせられるのが実態です。総論をやらず各論ばかり、しかもコマ切れでやって来たからです。酵素飼料ゴールデンエースは、総論的作用をするものです。今開かれている国会では、与・野党の掛けひきの中で、よく総論賛成、各論に意義ありなどと茶化した表現が使われますが、今の養豚農家は総論を見失い、各論にのみ走ったと見られても仕方がないと思います。先にも述べましたが、これ以上ない所まで技術水準があがったのに、何故養豚農業が振はないのかをその一例として考えて下されば、私が本誌掲載3年目を迎え、いかに養豚農業経営者のためと思っているかを推察して下さい。本年は天目山の戦いと擬し、養豚農業経営が万全の安定を得るため共に精進しましょう。

15,畜産公害にも驚異的な働きをする

※図あり
 畜産公害が社会的注目となったのは、丁度12〜13年前でした。畜産農家の努力により減少し、話題も余り聞かなくなりましたが、またぼつぼつ注目され始めております。
 入梅から夏を迎えるこれからは、一段と目立つ事でしょう。各地で組織的に取り組み、施設機械の普及と技術の向上が認められています。しかし、どれも決め手がなく、何時も研究開発に暗中模索と言った所です。現場にいる私はわざわざ捨る物に金をかけるほど畜産農家にゆとりがあるかと腹立たしくなります。他の畜産と比較して養豚の場合、ふん尿共にですから大変な工夫と労力、その上経費と生産性向上からは何んのメリットもありません。
 良く臭いものにフタと言われますが、ふんは処理加工し肥料とでき、尿も畑地に還元できる所は単純に解決し、それ以外は、浄化して処分しています。しかし何れも臭いを発生し、これは対策に困ります。
 ふんの悪臭は主としてアンモニア臭が主体です。原因は飼料中の蛋白質が豚の体の中で浄化作用を受け、アミノ酸となって体に吸収されるのですが、途中アンモニア体窒素のままふんに残るので、あの特異な悪臭がでてくるのです。だから簡単に言えば飼料中の蛋白質が全部アミノ酸に変ってくれるとよいのですが、豚の消化能力も完全ではありません。
 活性酵素飼料ゴールデンエースは、豚に与えると五日目からふんの色が変り、臭いが著しく減少します。今まで周囲から苦情が来た所でも文句を聞かなくなります。これまでの調査では、各地区で全く同じ結果が出ています。そして2週間給与しないとまた悪臭が出てきます。特に豚の場合、人工乳の段階が一番はっきり判ります。尿処理にも利用し、ゴールデンエースを沈殿槽に入れて置くと汚泥やスカムがゼロとなり、何年も沈殿槽の掃除をしないで済みます。水質検査も公的機関で実施していますが、畜舎排出水の基準許容限度を大幅に下回り検査員が首をかしげるほどです。別表を参照して下さい。
 私は以上の事から考えます。豚の生理能力を活性化し養豚経営の収益をあげるのは当たり前で、そのほかプラスアルファが何れもはっきり確認されるそう言ふものが本当の畜産農家の求めているものと自負しています。畜産農家も目先の現象のみに目を向けず、養豚経営全般のあり方を通してのものの見方・考え方をし、それを積み重ねる事が大切です。何かファッションでも追いかける様に新しいものに飛びつき、自己の能力を無視したことを行って失敗し、また次のものにと、足もとを見れば、豚も変らず、自分もそれなりの責任を負はず、そして何年か来てしまった。借金は増えると言った養豚家を数多く見ます。飼料の価格も7月以降は昇り気配との情報も耳にする昨今、豚価の上げ下げに一喜一憂することなく来る8月は種付け100%成功を目標の管理体制に入って下さい。私は臨床家あがりですからつい本音で書いてしまいました。言い過ぎ書き過ぎはどうぞお許し下さい。
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